ってわけで明日「にんぱく」です

あと何か月も先と思っていたら、あっという間に前日で。いよいよですね、ニンジャ万博-改善。鏡像フーガは、11時から14時の即売会時間にNJ-06ブースでサークル参加します。ここで改めて頒布物に関する情報をまとめます。

新刊『JUNK-O-MATIC(ユンコマティック)』

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なんか分かりにくかったら「ユンコ本」と呼んでください。第3部オリジナルエピソードのコミカライズ、ユンコ・スズキが主人公の読み切り短編漫画です。B5、本文44ページで400円の予定です。冒頭13ページの試し読みができるようにしてありますので、詳しくはこちらの紹介ページをチェックしてみてください。もちろん、会場で立ち読みしていただいてもOKです!

先の記事でも書いた通り、大判のポスターを刷りましたのでそれが目印になっているかと思います。本は印刷所から会場に直接納品されるため、私もまだ手に取っていないのですが、念のため今日確認したところ搬入は予定通りのようなので、ちゃんと出ます。

CD『R-9 / Nightsenses』

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これは、急遽思い出したので持っていくことに決めたのですが、私が2014年の秋のM3でリリースしたアルバム(音楽CDです)も一緒に並べておきます。というのは、この中の何曲かは確実にニンジャスレイヤーがモチーフになっていて、直接的にサンプリングなどをしているわけではないにせよ、収録曲のタイトルにもそれが入っていたりするからです。

ジャンル的にはテクノです。それも、完全DJユースのだいぶニッチなミニマルテクノなので、馴染みのない方も多いと思いますが…忍殺で例えるなら、『ニンジャ・サルベイション』でユダカとカシイがマッポー・ミニマルテクノのかかるクラブに居たと思いますが、たぶんあんな感じです。

こちらの紹介ページでは、試聴もできますので、よかったらぜひ事前にどんな感じの音楽か聴いてみていただければ。個人的に、マンガ以外の趣味の活動として、こんな作曲やDJ活動などを20年近くやっています。興味を持っていただけるとうれしいです。

価格は800円ですが、にんぱくでは特別に、新刊ユンコ本(400円)とセットで1,000円でお買い上げいただけるようにします。あまり数多くは持って行かないため限定数となりますが、こちらもあわせてよろしくです!

…以上、当日楽しみにしています。いろいろなヘッズの方とニンジャの話ができればいいなあと思っていますので、気軽に声かけてくださいね(R-9と書いた名札を下げてます)。たぶん即売会が終わってもしばらく会場にいると思います。

ポスターを作りました

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普段は、即売会合わせで販促グッズを作ったりはしないんだけど(そもそもそんな気合の入った新刊を、余裕あるスケジュールで準備することができない…)、今回、「にんぱく」に向けて、初めてブース近くのカベに貼る用の大判ポスターを作ってみたので、その覚え書きです。

入稿が早めに終わって、ポスター作るのとかいいかもと思っていたところ、渡りに船で、ニンジャ万博公式さんからTwitterで「会場内にポスター貼れますよ」との再告知があったのが23日。それなら!ってことで、翌24日にデータを作って即入稿して、25日に発送されて、今日26日に届いたという流れ。早かった。

当初、いつもの地元のキンコーズで作ろうかなと調べていたんですが、なんだか思ったより高くて。B3ポスターで、手数料込みで1枚3,000円とかで、ちょっとなぁみたいな。で、もう少しリサーチしていたら、ずっと前にフライヤー印刷でお世話になった、大手のグラフィックさんのオンデマンドのほうがもっと全然安く作れる。

B3ポスター印刷 / ポスター印刷 価格表 | オリジナルプリント作成の決定版!印刷通販の【グラフィック】
http://www.graphic.jp/price/3079_113/

今回、サイズをB3にしたのは、単純にB5表紙のイラストを引き延ばして使いたかったので。多少粗くなることは覚悟していたけど、ポスター自体は売り物にする予定はないし、少なくとも主線はベクターだしなんとかなるかなと思っていました。B3サイズで350dpiの絵をいじっていると、マシンのメモリ不足が露骨に響いてきたりいろいろとありましたが、細かい編集をするわけではないので、どうにか。位置を調整してサークルのロゴを入れた程度です。

スタンダード光沢紙で2枚オーダー、念のためイベントに間に合わないとあれなので「1日納期」オプションをつけて2,110円。あと、アカウントが切れていたので新規に作成したら、思いがけず1,000ポイント分が付与された関係で、差し引き1,110円で作れました。京都からの送料込みですよしかも。これは安い。

余談ですが、代金をオンラインで送金したところ、うっかり10円足りない1,100円で入れてしまって、翌日あらためて不足分の10円だけを送るはめに。お賽銭かっていう。担当者の方、10円でお手間をおかけしてしまいすみませんでした。そういえば、笑う犬で「10円」っていうコントが好きだったな…。

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で、届きました。ほぼほぼイメージ通りで満足!色味がヘンだとしたら、そもそもの私の塗りがおかしいのか、スマホのカメラのせいなので、印刷所のせいではないです。こんなに安く早く、きれいに作れるものなんですね。また機会があったら作りたい。

ニンジャ万博-改善」は今週30日土曜、板橋区立グリーンホールで開催です。私がブースを出している即売会時間は11時~14時と短いので、ご注意を。よろしくお願いします。

ニンジャスレイヤー二次創作本の感想とか(4)

ニンジャのウスイホン勝手にレビュー第4回です。

『シマッテコーゼ!』(ちくわ大明神)
ヌーヌさん主宰合同本 / COMIC ZIN新宿店

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これは2013年の夏コミ合わせの本だったのかな?私は遅ればせながら、わりと最近になってからZINの店頭で購入しました。総勢30名の作家さんが参加された、大ボリュームの小説・マンガアンソロジーです。箔押しの入った美しいオールスターキャストの表紙絵は、巻頭のマンガも描かれている今井にゅうさんによるもの。その他、ヘッズ界隈ではお馴染みのウキヨエ師さんが多数参加されています。

あぶらあげさんのザイバツ・グランドマスターを犬に例えた4コマが、すごくしっくりくる「擬犬化」で上手いなあと思います。また、うさぎのかぶりものさんによるブラックウィドーとフューネラルが出会う話は、オリジナル設定とはいえアマクダリニンジャのディセンションにも色々な背景があることを伺わせる印象的なシチュエーションでした。

あとワザ・スシで執拗にマグロをオーダーするユンコちゃんの話(しまださん)とか、後にシャーテックを生むICBS思想が、実はセンチとガントがノリで話していただけっていうの(uzamさん)とか、2部ラストで心の折れたパーガトリーをニーズヘグが拳を交わして拾い上げる熱い小説(あまねさん)とかもおもしろかったです。

特にすごいなと思ったのは、デスフライさんの小説『スマッシュ・ライク・レイン、ブロウ・アズ・ウィンド』。ディセンションしたばかりのウミノ・フマトニことソニックブームと、その師たるインターラプターの秘話を描いたエピソードで、ラスガ前夜へときれいに繋がるラストが素晴らしいです。ソニックブームが好きになったし、こういう二次創作は本当にそのキャラに思い入れがないと書けないだろうなあと思いました。

『IDOLSL@YER』
ヨシミツさん / 2014年冬コミ

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以前、ニンジャネタで緻密なモテモテ王国パロなども描かれていた吉光さん(Pixiv)の冬コミ本。タイトルからアイマスのクロスオーバーネタかと思いきや、あくまでもシリアスでカラテシーンもカッコいいオリジナルエピソードでした。忍殺二次創作って、こういうふうに本編エピソードを模したオリジナルエピの読み切りマンガって意外と多くないですよね。

ストレートにアメコミ調の描写が、公式のコミカライズでもどこもやっていないので逆に新鮮でした。巻末のジェノサイド&エルドリッチとサバジョのイラストも、モノクロながらものすごく力強くてカッコいいです。

『い・け・な・い ニンジャガールズ』(TWO-PAGE&ヤラカシタ・エンタテイメント)
ゆんぺすさん、下品ラビットさん、沖ノ島げろり庵さん / ニンジャ万博

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あくまで健全な少年誌的スケベギャグをテーマにしたという合同本(全年齢向け)。ただただ気楽に読めて楽しめます。大好きですね!ゆんぺすさんのマンガは、オリジナルニンジャのザップドがハレンチ・ジツでいろんなことをするっていうお話で、なぜか超ノリノリのガンドーとエーリアス、それに対してジト目の女性キャラ陣に笑いました。すごいカワイイ。

下品ラビットさんの妄想力全開の「イグちゃんなう!」は、その熱いイグちゃん推しに痺れます。情熱がすごい…!またげろり庵さんのモスキート×フブキ・ナハタというありそうでなかった組み合わせは、あのモスキートがタジタジという結果になんだか納得してしまいました。リー先生の服だけ溶かす溶解液、最高です。

『犬にも劣る』(OEPPU)
沖ノ島げろり庵さん、ほか合同本 / 2014年冬コミ

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この本はすごくて、全編が「孤独なヤクザ処刑エージェント」本なんですね。これは、ダークドメインがニンジャとなる前の過去についてザ・ヴァーティゴがask.fmで答えたもので、つまりは本編にもまったく描写がないモータル時代のダークドメインについて、このたった一文から7名の参加ヘッズの方々が想像力を巡らせた本なのです。なんという多様性の素晴らしさ。

げろり庵さんの表題作は、普段の作風とは違うシリアス100%の小説とマンガによる短編で、ギリギリに追い込まれた局面でもクールに立ち回る、若き日のダークドメインが描かれています。ヤクザ組織の抗争のなかにニンジャが紛れ込む複雑さを丹念に描写する前半パート、ニンジャ同士のカラテをインパクトのある絵でダイナミックに表現した後半パート、また同様にマンガパートと文章パートの白と黒のようなコントラストに味わいがあります。

ニンジャスレイヤー二次創作本の感想とか(3)

前回までの続きです。

『Light to Shine out of Darkness』(ふがふがビレッジ)
sktmさん、ほか合同本 / ニンジャ万博

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忍殺全編を通しても最もドラマチックな物語のひとつ、「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」のニスイと2人の父親をテーマにした合同本。驚くことにTwitter連載からわずか3ヶ月足らずで刊行された本作は、多くのヘッズがこのエピソードから受けたショックを、そのままの熱量で再現しています。確かに、あのシチュエーションには語られていない余白が、特に登場人物たちの過去に関して多分にあって、創作意欲をくすぐる感じはすごく分かります。

内容は小説とマンガが半々くらい。sktmさんは界隈では突出して上手い作家さんだと思うのですが、本作ではデフォルメされたキャラのほうの作風(ナラクおじいちゃん!)ではなく、あくまでシリアスなショートストーリー。他の作家さんの作品にも共通するのは、ニスイを育てるのに、2人の父親がとても苦労をしながら、しかし愛情を持って接してきたのだなあという点。父子で様々な問題を乗り越えてこその、あの本編のクライマックスなんですよね、きっと。
また、珪素さんによる付録の小論が、作中に出てくる小悪党「NSTV第三制作部長」に着目するという極めてマニアックなもので最高です。読んでいてすごく感心してしまいました。

『じょしばな』(イカジャーキープレス社
しまださん / 2014年冬コミ

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これは美麗なイラストとともに、装丁がとてもきれいな本!ニンジャスレイヤーの様々な女子キャラを扱った、イラストとマンガ集です。ヤモトやナンシー、ユカノといったお馴染みの面々から、「グッド・タイムズ~」のキカ・ヤナエやイビルヤモトのような通好みのキャラクターまで、バラエティに富んでいて楽しめます。

エーリアスとブレイズのイラストが、ページを挟んで対になっていたり、細かいところまですごい…。マンガパートは、コミカルなのも面白いのですが、表紙にもなっているパープルタコの話で、シテンノの心の繋がりの深さと、ディセンション以前の秘められた過去、あるいは4人の心象風景?を匂わせるようなラストのコマが印象的でした。

『サークルS(シマナガシ)パンクス』(OEPPU
沖ノ島げろり庵さん / ニンジャ万博

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もしもサークル・シマナガシ全員がコンビニ店員だったら…という最高の一冊。まずフィルギアの店員姿が似合いすぎてて笑います。原作の余白を穴埋めするような二次創作も好きだけど、ここまで吹っ切れたパロディなんかも同時に成立するのは、どの登場人物もキャラが立っている忍殺ならではだなあと。

主に出てくるのはスーサイド。彼はきっと根は生真面目だし、コンビニバイトなんかは無難にこなすんでしょうね。で、いろんなお客さんが来るんだけど、イグナイトとワイルドハント、センチピード&ガントレットとかが普通に遊びに来るのがシュール!と思ったらシャーテックの面々まで出てくるし。げろり庵さんのかわいいキャラ同士が自由奔放に会話しているの、眺めているだけで楽しい。それにつけてもフィルギアの表情がツボです。

ニンジャスレイヤー二次創作本の感想とか(2)

前書きとかレギュレーションは、前回の記事で!では続きです。

『パンチライン・ライク・ア・ZBR・オーバードーズ』(罪罰画業組合)
北浜勇介さん / ニンジャ万博

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オールキャラ4コマ本。主人公サイドから敵ニンジャサイドまで、全方位に向けたネタのバラエティー感と、それでいて読みやすいテンポの良さが印象的です。しかも登場ニンジャの大半が個性的なオリジナルデザインという。特に好きなのが、「生存」って書いたお揃いのニンジャ装束を来ているサバジョの面々、あとフロッグマンのカエル頭巾!

柔軟な発想のネタが面白いです。フジキドに直で弱点を聞きに行くチバくんとか、レイジとキャラの陰気さを競いに来るトリダとアズールとか。あと、濃いキャラばかりのニチョームで健気に頑張っているヤモトがやっぱかわいいですねー。4コマなので、何と言ってもネタの面白さがあってこそなんですけど、あらゆるキャラを拾っていく濃厚で圧縮された感じとか、絵的な面ではトーンの使い分けがすっごく細かかったりとか、全体的に強いこだわりを感じる楽しい本でした。

『epicurean!』(森林博物館)
ささささん / ニンジャ万博

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カタオキ(シルバーキー)、エーリアス/ブレイズを主人公にした小説とマンガ、どれも飲む、食べるをテーマにした短編集です。実のところ、ささささんのカタオキ好きはTLで拝見していたのですが、この作品にはそういう並々ならぬ本編中の彼の所作への細かい観察が表れていて、すごくリアルというか、どのシーンでも生き生きとしていました。

「カンパイ三景」では、シルバーキーとしての覚醒前の孤独なカタオキ、ニンジャスレイヤーというひと時の相棒を得てからのシルバーキー、そしてニューロンの同居人と出会ってからのエーリアスという複雑な心境の変化が、乾杯というミニマルなモチーフに集約されていて見事でした。また、スシ職人として務めたワザ・スシを辞めるエーリアス、というシチュエーションを扱った「旅立ちの前に」。本編の隙間の、誰も思いつかないけど、こういう”カタオキらしい”シーンを見つけるというのがすごい…。シルバーキー、落ち着いたらやっぱりアキモトさんのところに挨拶に行くのだろうなぁ、と想像すると楽しいですね。

『ふわふわもふもふ』(Answer42)
神楽しんりさん / 2014年冬コミ

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翻訳チーム原案の「ケモビールのケモ動物」ことケモちゃんを題材にした、カワイイなショートギャグ集。このキャラは去年のにんぱく前に公式発表されて、案の定ヘッズをざわつかせた(にんぱく合わせの新刊でもいろんなところでネタにされていた)キャラなのですが、この本は全編に渡ってケモちゃんというのがまた!

スパルタカスが古代ローマカラテの新たな構えとして「ケモちゃんの構え」を極めるために頑張るという、一見ゆるそうですごくトガっているネタが大好きです。しかも、それを推してくるのがフェイタルという…なんでしょうね、このカワイイ組み合わせ。

ニンジャスレイヤー二次創作本の感想とか(1)

私は今まではどちらかというと二次創作には興味がないほうで、どんなに好きな作品でも、それを原作とするファンアート自体は、原作とは無関係なものと思っていたんですね。ところが、忍殺に関しては公式がむしろ二次創作を積極的に推奨しているようなところがあって、それを受けて、私もこの作品に関しては原作小説、公式のコミカライズ・アニメ化のみならず、ヘッズの実況・考察ツイートや感想ブログ、そして二次創作マンガ・小説・音楽等を含めたムーブメント(もっと正確に言えばミーム=情報遺伝子の継承)こそが、ニンジャスレイヤー作品の総体なのではないかという考えに至りました。

まあ、そこまで深く考えるまでもなく、単純に自分と同じ重篤なファンの方々が、ニンジャスレイヤーという底知れないスケールの作品を読んで、そのエッセンスをどう表現するかというのに興味があります。なので、それら二次創作作品についての感想を書き残しておくというのもまた、きっと何かしらの意味はあるよねってことで。あとは加えて、ごく個人的な備忘録という意味合いもあります。

そんなわけで、これから何回かに渡って、私が過去に購入したニンジャスレイヤー二次創作本の簡単な内容紹介と、感想を書いてみようと思います。タイトルの凡例は、『誌名』(サークル)、主な著者 / 購入場所…というような感じ。それに、分かる範囲でサークルさんのサイトへのリンクと、写真で表紙の紹介をします。基本、誌名などは奥付を見て手動で入力していますので、表記ミス等あればご指摘ください。

またこれから紹介するすべての作品に言えることですが、創作活動って本当にエネルギーを要することで、普通は日々いろんなことを犠牲にしないと成り立たないと思うんですよね。なので、それらの結晶たる作品たちに対しては、ボンモーや翻訳チームに対するのと同じくらいの深いリスペクトを持っています、ということが拙い文章を通じて最低限伝わればいいなと。絵が上手いからとか好みだからとかそういうことじゃなくて、込められたカラテに対して平等にソンケイを。
※あと「○○=サン」は敢えてふつうに「さん」と表記します。

いま手元にトータルで20作品くらいあって、全部は大変かもしれないけど、出来る限りはピックアップしてみます。その際の順番はバラバラで、発表された時期や購入した時期が前後することがままあるかと思います。それらに特段の意図はありませんので、あしからず。

『ニンジャ文化祭記念アンソロジー』(イカジャーキープレス社
しまださん主宰合同本 / COMIC ZIN新宿店

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2013年4月に秋葉原で開催された『ニンジャ文化祭』合わせのアンソロジー。実はこのとき私は既にニンジャヘッズだったのですが、イベントには行けなくて、後日委託が始まってからZINに買いに行きました。確かこれが初めて買ったニンジャ二次創作同人誌です。ちなみに、ZIN新宿店さんはすごくて、さほど広い店舗面積でないにもかかわらず、ニンジャ同人誌を集めた一角が常設であるんですよ!

さて本作は、総勢30名以上の作家さんが参加された、小説・イラスト・マンガなんでもありの合同本で、初見でそのあまりの熱量に圧倒されたのを覚えています。しかも結構みんな書籍挿絵のイメージから自由な独自デザインだったり、当時まだ書籍化されていない2部、3部のキャラだったりというのを、がっちり特徴を掴んで表現していて。なんかこう、一見バラバラなんだけど不思議と根っこは繋がっているという、ニンジャの二次創作とはなるほどこういうことかと。ネタの方向性としては、キャラクターの魅力を生かしたシチュエーションものの作品が多いです。原作3部まで追いついたヘッズにはぜひ紹介したい1冊。

『ネオサイタマ駐屯組のなんか(冬)』(OEPPU
沖ノ島げろり庵さん / ニンジャ万博

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げろり庵さんの作風は好きで何作か買わせてもらいました。まずネオサイタマ駐屯組という括りが当時自分のなかになくて、新鮮だった記憶が。つまりは2部のザイバツに属するニンジャのうち、ワイルドハント以下ネオサイタマに駐留しているニンジャたちのお話です。改めて考えると、彼らそれぞれキャラが強烈に立っていてバランスがいいんですね。

原作小説では深く掘り下げられていないニンジャたち(ニンジャスレイヤーが殺してしまったので)のコミュニケーションが生き生きと描かれています。登場するニンジャはほぼオリジナルのデザインにもかかわらず、ひと目でそれとわかるのがすごい。ダークドメインの圧倒的な強さについて噂する駐屯組の面々がなんだかゆるくてカワイイです。それでいて、ダークドメイン登場シーンは一貫してシリアスでカッコイイ。あとイグナイトのやんちゃぶりに対して、不遇なプリンセプスのシーンは笑いました。ローマ帝国…。

『ニンジャごはん』(TWO-PAGE
ゆんぺすさん、ほか合同本 / 2014年冬コミ

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ニンジャとグルメを題材にした合同本。ありえないメンツが手狭な食卓で鍋を囲んでいる表紙絵とタイトルからしてキャッチーで、告知を見た時点でガッチリ掴まれてしまいました。ゆんぺすさんの絵柄はポップで洗練されていてかわいい!冒頭のブラックヘイズとフェイタルの日常生活の話が最高で、ほんとにこんな感じであってほしいなあという。イグナイトとインペイルメントのおつかいもカワイイ。

ほかにも、やかんさんのちょっと応援したくなるOL風ストーカーとか、今井にゅうさんの半泣きで山盛りいくら丼をかっこむエーリアスとか、見どころたくさんの本です。それとつい何度も読み返してしまうのが、うさぎ小天狗さんのユカノのズボラ飯風日記。本編では常に超然としてあまり本心を明かすことのないユカノ(だからいまひとつ人気がないのかな?)なだけに、ものすごくフランクな語り口調に好感が持てます。オチも好き!

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