Twitterであれこれ書いておりますが、改めまして冬コミでブースに来て本を手に取っていただいた皆さま、どうもありがとうございました。同人誌の制作中はひたすら壁打ちのように孤独で終わりの見えない日々でしたが、毎度のことながらこうして終わって数日経ってみると、参加してよかったなという実感がじわじわと湧いてきます。
新刊『コトダマ・コンフィデンシャル』は、おかげさまで午後2時を待たずに搬入分すべて完売しました。遅くに来ていただいた方には申しわけなく。夏コミのときのコピー本の倍以上、にんぱく改善のときとほぼ同数を用意していましたが、おかげさまで通販分を残さずに売り切ってしまいました。増刷はどうしようかな…いまのところ予定はありませんが、様子を見て考えます。
ブースでは、TLで拝見しているいろいろなヘッズの方、またにんぱく&夏コミ以来の方々とアイサツできて嬉しかったです。私がそもそも社交的なほうではないため、お会いできても気が付かなかったり、きちんとお話ができなかったところがだいぶありそうです。また次の機会に…というか、バタバタしがちな即売会以外でも、気兼ねなくニンジャの話ができる機会があるといいですよね。
また、ブースで売り子のお手伝いをしてくれた友人のおかげで、欲しかった新刊もひと通り手に入れることができました。ペーパー類を除いてもニンジャだけで27作品…。読むのもなかなか時間がかかりそうですが、例によって #ウスイホン感想 タグにでもぽつぽつと感想を上げていこうと思っています。
それにしても、即売会のたびに思うのは、ニンジャヘッズの層って老若男女幅が広いなあということ。大手ならともかく、マイナージャンルでこれだけサークル&一般参加者の層が偏っていないジャンルというのも珍しいような気がします。
創作物のタイプもさまざま。今回、一段と目立っていたのはショゴヤモ&シマナガシのような特定クラン二次創作の充実ぶりと、「ニンジャ学会誌」と「ニンジャ週刊誌」のようなキャッチーな考察系コンテンツ、それにベテラン作家さまも新規参加サークルも入り乱れたバラエティの豊かさでしょうか。去年の冬コミと比べても、すごく賑やかになりましたね。このあたりはやっぱり、アニメイシヨン効果もあるのかな。
そうそう、参加させていただいたショーゴー×ヤモトアンソロジー『章恋花』も実物を献本いただきまして、なかなかのボリュームのため全部は読み切れていませんが、素晴らしいご本ですよ…これ!うまく説明できないんですけど、端的に言って、めちゃくちゃキラキラしています。次回頒布や通販の開始については、アンソロ企画公式サイトをご確認ください。
コミケ終了後は、突発で新橋でのニンジャ学会さんの打ち上げに参加させてもらいました。楽しかった…。さすがに重篤ヘッズの集まりだけあって濃度の濃いニンジャ話が飛び交っていて、さながら自我科の待合室でした。いやーああいう話がしたかった。
二次会では、別のヘッズのグループとも合流して、結局即売会6時間に打ち上げ6時間、足掛け12時間ニンジャ漬けの一日でした。帰りの電車で『グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン』の更新が来て、帰宅するとブロゴの更新も来るという濃さ。オツカレサマドスエ!
というわけで、今年も一年お世話になりました。年明けの次の記事では、既に今回の新刊『コトダマ・コンフィデンシャル』をお読みいただいた方向けに、本の内容と制作過程について、(蛇足であることは承知のうえで)少しだけフォローアップをしてみたいと思っています。