気がつけば終わってから2週間も経ってしまいましたが、先月30日は板橋区立グリーンホールで有志によるニンジャスレイヤーオンリーイベント「ニンジャ万博-改善」(通称にんぱく)でした。…ちなみに「改善」というのは、作中に出てくるオムラ社のロボニンジャのバージョンアップ版に与えられる名称で、「にんぱく」が昨年に続き2回目の開催だからなのですね。
今回は、コミティアで活動する単独サークル「鏡像フーガ」としてサークル参加してきました。新刊は、第3部に登場するキャラ、ユンコ・スズキを主人公とした読み切りの漫画作品で、実に10年以上ぶりにオフセットで本を作りました。印刷所へのオーダーの要領がまったく分からなくて、当日会場への直接搬入だったこともあって不安もありましたが、ブースに着いたらきれいに製本されたものがちゃんと届いていて、ちょっと感動。しまや出版さま、ありがとうございます。
即売会時間は、11時から14時までの3時間。ちょっとしたホールのようなところに40数サークルという規模ながら、開場直後からすごい熱気でした。私は今回サークルとしては初参加ということもあって、普段Twitterタイムラインではよくお見かけしていても、初対面という方ばかりだったのですが、実際に会ってご挨拶できてうれしかった。単独参加で手いっぱいだったため、自分のほうからブースに伺ってお話しするというのがあまりできなくて、でも隙を見てささっとブースを離れて本を買い漁ったり。いやー買いました。
そして改めて、新刊のユンコ本を買っていただいた方、どうもありがとうございます。どういう巡り合わせか、公式アカウントによる前夜のリアルタイム更新で、まさにそのユンコが主役の話が進行していたりして、追い風のように感じたところはありました。おかげさまで持ち込み分の8割以上も売れて、今までの同人活動でこんなに自分の本を手に取ってもらえたのって初めてというくらい。頑張って作ってきて良かった。
なお、残った分の在庫は、ほぼすべてCOMIC ZINさんに委託することにしました。善は急げってことで、にんぱくの翌日に手続きして新宿店に直接納品を。さっそくこちらのページで通販も始まっていますので、遠方のかたや当日お会いできなかった方もぜひ、他のサークルさまのニンジャ本のついでにチェックしてみてください。在庫がある限りは店頭でも買えるはずです。
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 JUNK-O-MATIC
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=24502
さて、にんぱくでは即売会時間のあともいろいろなイベントが目白押しでした。2部のエピソードである「シャドー・コン」を模した紙相撲大会は熱かった。数百人?の大人がトントン相撲に熱狂するさまはシュールだった…。筋書きなしのトーナメント戦のため、ニンジャスレイヤーが速攻で負けたり、熱烈な応援を受けたモーターナガサマが勝ち進んだりと盛り上がりつつ、最後はちゃんとオチもあったりして。
「ノーホーマー・ノーサヴァイヴ」の朗読や、「デス・フロム・アバブ・セキバハラ」の紙芝居もすごく良かった。和刃=サンも野良=サンもどちらも迫真の演技で、文章の熱さに改めてぐっと来たり、大笑いしたりで。なによりあのオープンな環境で、初めて会ったヘッズと雑談したりしながら楽しむというのが贅沢すぎた。そのあとのDJイベントまで、丸一日ニンジャ漬けでした。
にんぱく、初めての経験ばかりでしたが、思い切って参加してみて本当に良かったです。スタッフの方々、お疲れさまでした。
で、次はどうしようかと思っていたところ…申し込んでいた夏コミに当選していたので、今度はこちらに参加します!1日目、東ラ-52a【鏡像フーガ】で、なんと13年ぶりのコミケです。出しものはユンコ本の再販ほか、ニンジャスレイヤー第1部中心のゆるい感じの本を作りたいなと思っています。