COMITIA 105 ありがとうございました

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無事に終わりました。鏡像フーガの本を手にとっていただいた皆さま、どうもありがとうございます。制作は大変でも、終わってみれば即売会はいいものですね。

このサークルサイトでは、続けて本作品のフォローのようなことをちょこちょこ書くかもしれません。慣れない表現があって悪戦苦闘しましたが、続きモノのていで描いてしまったので、また次回でがんばります。

売れ行きがどうも芳しくなく、正直なところ少し落ち込みました。なんでしょうね、この、売ること自体は目的でもなんでもないのですが、いろんな人の手に渡ってほしかったので、人に届くことのなかった在庫というのは、作品としての目的を完遂していないんじゃないかと。誰かが見て、初めて作品だからね。

あと、単独参加は慣れっことはいえブース内ではすこし手持ち無沙汰になりますね。本を買いに行ったり、作家さんに声をかけに行ったりということも、あまりできないし。次回以降、売り子を誰かにお願いすることも考えてみようかなあ。あと、寝不足でへろへろだったのですが、せっかくの機会なので打ち上げもしたかった。

ちょっと嬉しかったのは、既刊本3種を含めてまとめ買いしてくださる方が何人かいたことです。なかでも、11年前からコミティアに来ているという方が初めて私の本を見つけて気に入ってくださったらしく、感激。また別の方は、以前のサークル「B2B」から参加名が変わって追えなくなっていたとのことで、絵で気づいて見つけてくれたというのもうれしかった。

14時過ぎに、駆け足でよそのブースを回って、ファンの作家さんの本を買いに行ったり(といっても今回「雲形発着場」さんや「みみナリ」さんなど新刊のないサークルさんも多かったのですが)、あと初めましての方に挨拶したりとか。

特に、DJ界隈では10年来ニアミス続きだった、パリッコさんとイオさんにご挨拶できたのがうれしかったです。彼らは今回、代表作である『クラブDJストーム』の待望の初単行本を引っさげてのコミティア参加で、それも込みでうれしい。テクノDJの必読マンガですよ、これは。
それから、以前pixivで知って気になっていた仙台の作家さんたちの本も買いに行って、少しお話しさせてもらいました。これがどの本もまた案の定すばらしい作品で、追って感想を記事にまとめたいと思います。

いずれも、厚かましくも自分の本を差し上げてしまったのですが、そうでもないと作家同士の交流のきっかけってないと思うんですよね。普通に立ち読みして気に入って買うだけじゃ、一般参加なのかサークル参加なのか分からないし。自分の場合、もし作家で参加していて自分の本を買ってくれるのなら、その人がどういう作品を描いてるのかすごく知りたい。振り返って、いま仲良くしていただいているサークルさんも、向こうから教えてくれた方が多いので、逆に自分からも言っていこうと。それがかえって多少失礼だったとしても、きっかけは多いほうが楽しい…はず。

ともあれ、まずはなんとか終わってほっとしています。次回の106、どうしようかな。スケジュールがタイトなので、はじめから新刊を用意することは考えずに、既刊ばかりを再度持ち込む形にするかもしれません。やっぱ即売会というか、コミティア楽しいし。