「ニンジャ万博」に参加します

ニンジャスレイヤー」という作品にハマっているというのは、このブログでも度々言及している通りなのですが、このほど勢い余って二次創作を始めました。6月15日(日)、板橋区立グリーンホールで開催されるオンリーイベント「ニンジャ万博」にて、アンソロジー企画に漫画を2ページ寄稿しています。

◆ニンジャ万博◆
http://nin89.webcrow.jp/89/top.html

もちろん当日はイベントにも遊びに行きます。というか、本当はサークル参加したかったんだけど、一足遅くてですね。私の知る限り、界隈で有名なサークルさんが軒並み参加されるので、ニンジャスレイヤーを全編読破していない方でも、きっと楽しめるのではないかと思います。

ファン主催によるオンリーイベントとしては、去年も4月に「ニンジャ文化祭」というイベントが秋葉原であって、これはニンジャ万博よりもずっと小規模なものだったようなのですが、私は行きそびれてしまって。で、後にコミックZINでこの文化祭のアンソロ本を買って、これは面白いなあと。

二次創作の経験自体がほとんどないのであれですが、ニンジャスレイヤーならではの特徴ということでいうと、ビジュアル的な設定縛りがかなり緩いんですよね。それこそ、書籍版のイラストにすら準拠する必要はなく(と、翻訳チームがファンアート募集の告知文のなかで宣言している)、実際に、現行の3種類の公式コミカライズはそれぞれ主人公のデザインがまったく違う。

なので、何をもってニンジャスレイヤー的な世界観を表現するかというと、キャラクターのシチュエーションだったり、台詞回しだったり。一方で、何もかも自由にできるかというとそうではなくて、作中には厳然と時系列があるし、設定に関する言及箇所は膨大な各エピソード原文中に散在しているし。またあるいは、キャラクターや舞台背景のデザイン解釈それ自体が作家性の見せどころだったりする。二次創作のハードルとしては、オリジナル作品と同じくらい高いような気はします。ただ、それだけに挑戦し甲斐がある。

個人的な活動としては、上記のアンソロ参加のほかは、散発的にTwitterにイラストを上げたり(ファンが投稿する二次創作イラストには#ウキヨエタグをつけるのが慣例となっています)、先日は書籍のイラスト募集フォームにも1点投稿しました。pixivのほうにいくつかまとめてあります。

ともかく今は、色々な作家さんの表現するニンジャスレイヤーに興味津々で。「ニンジャ万博」、当日を楽しみにしています。

『機械仕掛けのファントム』を公開しました

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「機械仕掛けのファントム」/「R-9」の漫画 [pixiv]

2010年5月の「COMITIA 100」でサークルB2Bより発表した12ページのオリジナル漫画作品、『機械仕掛けのファントム』をpixivで公開しました。過去作品をpixivにアップするというのは初の試みで、台詞を打ち直したり、ちょっとだけ絵を修正するなどしていますが、基本的にはオリジナルのままです。

過去の作品は、ほとんどが紙とペンのアナログ原稿ですが、この作品はSAIで描きました。今となっては、なぜロボットと霊的なものをモチーフに選んだのか思い出せませんが、ひとつ読み返していて思い出したのは、大好きな福島聡さんの『土に還る花』という短編(『少年少女』2巻に収録)が念頭にあったことです。内容的なつながりは全くないけれど、死のイメージをどう捉えるかという点において。

風化を避けるため、未来の為に遺跡を埋め戻すというケースは実際にあって、有名なイタリアのポンペイなどでもそのような例を聞いたことがあります。

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